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大腸カメラ検査

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大腸カメラ検査|宇治市にある内科・消化器内科 - はせがわ内科・内視鏡クリニック

大腸カメラとは

大腸カメラとは

正式名称は「下部消化管内視鏡検査」であり、一般的には大腸カメラとよばれています。
肛門からスコープを挿入して大腸全体を直接観察する検査です。組織の一部を採取し、必要に応じて大腸ポリープ切除術もおこなえます。
従来はスコープで大腸が伸びたり、お腹が張ったりすることで痛みが生じ、苦痛な検査となっていましたが、当院では熟練した内視鏡技術に加え、最新の内視鏡設備、お腹の張りなどの不快感が出にくい炭酸ガス送気装置の使用、また希望に応じて鎮静剤を使用することでより苦痛なく検査を受けていただくことが可能です。

検査は検査着に着替えていただきますが、下着も検査用パンツに着替えていただきます。前処置として前日は、検査食または食物繊維の少ない消化の良い食べ物を摂っていただき、当日はクリニックもしくはご自宅で腸管洗浄剤を飲んでいただきます。
クリニックではトイレ付きの完全個室で前処置をおこないますので、まわりの患者さんの目を気にする心配はありません。
小さなポリープであれば検査当日に日帰りで内視鏡切除が可能です。

大腸カメラからわかる疾患

  • 大腸ポリープ、大腸がん
  • 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)
  • 大腸憩室症
  • 虚血性腸炎
  • 直腸粘膜脱症候群

検査のタイミング

検査のタイミング

大腸カメラ検査をおすすめするのは、以下のような場合です。

  1. 便潜血検査で陽性となった
  2. 下腹部痛、血便、下痢、便秘などの症状がある
  3. 腫瘍マーカー(CEA、CA19-9など)の値が高い
  4. 以前に大腸ポリープの手術をしたことがある
  5. 食欲不振や体重減少がある

大腸がんの発症は60歳代がピークですが、リスクが上昇しはじめるのは40歳代です。
そのため、40歳を超えたら定期的に内視鏡検査を受けることをおすすめしています。
ご家族に大腸がんや大腸ポリープがある方や、大腸がんのリスクが高い方は40歳より前でも一度大腸カメラを受けておきましょう。

当院の大腸カメラの特徴

1.苦痛を抑えた挿入法

当院の大腸カメラの特徴

大腸カメラ検査では、スコープの挿入時に大腸への圧迫によって苦痛や不快感が起こります。当院では大腸への圧迫をできるだけ起こさない軸保持短縮法を用いることで、検査時の苦痛や不快感をできる限り軽減します。

2.鎮静剤で痛みに配慮

検査がご不安な方には、軽い鎮静剤を用いた大腸カメラ検査もおこなっています。鎮静剤で、ウトウト眠っているような状態でリラックスして検査を受けていただけます。大腸カメラ検査にご不安のある方でも安心して検査が受けられる体制を整えています。

3.お腹の張りを軽減する工夫

大腸は大きく屈曲しているためヒダやシワがたくさんありますので、細部まで見落としなく観察するためには大腸を膨らませてヒダやシワを伸ばす必要があります。当院では空気の200倍吸収が速い炭酸ガスを送気するシステムを導入して、お腹の張りが検査後残らないようにしています。炭酸ガスは吸収されると二酸化炭素となり、自然に体外へ排出されるので検査後のお腹の張りや苦痛も軽減されます。

4.最新の内視鏡システムを使用

富士フイルム社製のLED光源搭載の新内視鏡システム「ELUXEO(エルクセオ)」を導入しています。大腸カメラは全例で、拡大内視鏡機能が標準装備されていますので病変を見つけた場合は、80-100倍程度に拡大して観察することで、非常に精度の高い診断が可能です。そのうえで大腸ポリープなどの治療方針を決定できます。日帰り手術が可能な病変、入院内視鏡治療が必要な病変、手術が不要な病変が判断できます。

5.土曜日の内視鏡検査を実施

平日の仕事が忙しく、時間の取れない患者さまのために土曜日にも検査をおこなっています。

6.院内下剤の服用

大腸カメラでは検査前に大腸の中をきれいに洗浄する必要があり、検査当日朝に下剤を服用していただく必要があります。ご自宅で服用し、腸内を洗浄し、排便後に来院していただきますが、ご不安のある方、ご自宅が遠方の方など早めに来院いただき、院内で下剤を服用していただくことも可能です。

検査の流れ

検査前日

検査前日の夕食は21時頃までに、いつもより少なめにとってください。水やお茶などの摂取は可能です。就寝前に下剤(錠剤)を服用します。
内服薬については基本的には服用していただいて結構ですが、医師から別途指示があった場合はそれに従ってください。

検査当日

当日の朝は何も食べないようにしてください。
普段飲んでいる薬に関しては別途指示あるもの以外は通常通り服用してください。

1

下剤を飲んでいただきます。
ご自宅で前処置の下剤を飲むことを希望された方は、指定された分量の水で溶かし、2時間くらいかけて飲みます。その後、排便頻度が落ち着いてきたら来院ください。
必要な方は早めに来ていただき、院内で服用することも可能です。

2

検査着にお着替えいただきます。検査着などは当院でご用意しています。その後、検査室へ入って検査となります。

3

検査では肛門から少しずつ内視鏡スコープを挿入し、一番奥の盲腸までまず進めてから少しずつ引き出しながら観察していきます。違和感や不快感がありましたら遠慮なく医師にお伝えください。ご希望の方は鎮静剤使用にて検査をします。

4

鎮静剤を用いた検査では、リカバリールームでしばらくお休みいただきます。
30分から1時間程度お休みいただいた後で、検査をおこなった専門医・指導医より結果の説明をおこないます。

結果

結果は、基本的にその場でわかります。ただ、組織検査をおこなったり、ポリープを切除した場合などは、2週間後に結果を外来で説明させていただきます。

検査費用

初再診料(前処置薬剤等) 約1,500円~3,500円
大腸内視鏡(検査のみ) 約5,000円
病理細胞検査(追加費用、個数・部位によって異なります) 約4,000円~12,000円

合計約6,500円~21,000円

大腸ポリープ切除術

日帰り手術 20,000円~30,000円
  • 税込価格となります。
  • 1割負担の方は上記の3分の1程度とお考えください。

生命保険の手術給付金について

大腸ポリープ切除は「手術」として扱われますので、各種医療保険の手術給付金の対象となっています。加入されている方はご相談ください。

よくある質問

検査は何分くらいかかりますか?
おおよそ15分程度です。ポリープ切除をする場合などは20~30分程度かかる場合もあります。鎮静剤を使用した場合は検査後30~60分程度、リカバリールームでお休みいただきます。